2012年04月15日
シーミー(清明祭)の季節・ウサンミ(御三味)を持って先祖供養
沖縄はシーミーの季節になりました。
シーミーとは、「清明祭」のことで、
二十四節季の「清明」の季節に行われる
沖縄では大きな年中行事の一つです。
今年の清明は4月4日から2週間。
最近では、休日やゴールデンウィークに行っているところも
増えてきました。
お墓の前に親族が集まり、祖先供養のお供え物をし、
線香を上げて拝み、あの世(祖先)と現在生きているものが
交流をはかる日です。
最近では親睦や行楽がわりに集まり、親族でお供え物を
分けて食べるなど、まるでピクニックのような雰囲気で
先祖供養をする光景が見られます。
供養も行事も楽しんでいる様子はしばらく続きそうです。
★清明際の重箱は、しょうゆみりんなどで煮た豚三枚肉、
かまぼこ、煮昆布、揚げ豆腐、揚げて甘辛く煮しめた
ターンム(田イモ)や魚の天ぷらなど
7~9品を三列×3品に詰め、そのほかに餅を詰めた
お重や菓子や果物を準備します。
★ 重箱の詰め方は各家庭や地域でも違いますが、
一般的には、墓前から見て一番近い中央に
昆布が来るようにします。
ちなみに、我が家の重箱は、泰真寺住職の教えに基づき、
三品(本来の御三味)に近い形で詰めるようになりました。
天= 鶏肉(に見立てた揚げ豆腐)
地= 豚肉
海= 昆布やかまぼこ
去年のお盆の重箱料理の画像はこちらです。
http://vegefrumamma.ti-da.net/e3145450.html
お坊さんのアドバイス通りにしたら、
今までのように、色々作らなくて済むので、
とても楽になりました。
道理はちゃんと通っているとのお墨付きなので、
安心です。
楽した分、こんな楽しいサラダも、「重箱のおとも」に
持って行けます。
揚げ物や決まった料理が多い中、サラダだったら
色々なドレッシングを持って行くだけでOK。
火も使わず楽ですよね。
但し・・保冷材は忘れずに入れてくださいね。
シーミー(清明祭)や、ウサンミ(御三味)や、クニンダ(久米三十六姓)、
ついては「続き」をご覧ください。
応援クリック、いつもありがとうございます。
にほんブログ村
にほんブログ村
「クニンダ(久米三十六姓)という方々から広まったとされています。
琉球の世史「球陽」によると、1768年、尚穆王(しょうぼくおう)の時代から
行われていたとの記録があります
クニンダとは、
琉球国王察度の時代、洪武帝の命により帰化した多くの学者や
航海士などの技術者。
シーミーにつきものの重箱料理。
実はもともとは豚、鶏、魚を姿のままいけにえとしてお供えしていた習慣が
形を変えて「ウサンミ(御三味)」となり、今の重箱料理になったとの説もあります。
ウサンミとは、
この行事は、久米三十六姓(クニンダ)といって14世紀に中国の福建省から帰化し、移り住んだ人たちが伝えたとされます。
いけにえとして豚、鶏、魚を姿のままお供えした習慣が、少し形を変えたスタイルで供えられるようになりました。
久米三十六姓の住んでいた久米村では、蒸したりゆでたりした豚、鶏、魚、などのほかに、ゆで卵、ジュ-シー(沖縄風炊き込みご飯)などを重箱に詰めお供えした後、肉や魚類は、合わせ酢で食べたりしているようです。
応援クリック、いつもありがとうございます。

にほんブログ村

にほんブログ村
初めて見た。(笑)
美味しそう。
コメントありがとうございます。
サラダを重箱のおともとして持って行ったら
どうかな?って感じで詰めたものです。
Philipさんのブログ、リニューアルしたんですね。
良い感じです。
